コンタクトインプロWSに参加してきました!

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週末に、前から気になっていたコンタクトインプロ(Contact improvisation)のワークショップに参加してきました!
ミュンヘンでのロルフィングトレーニング中に、クラスメイトから身体感覚を養うにはとてもいいよと誘われて一度行く機会があったのですが、そのときは都合が悪くて参加できず、ずっと気になってはいたのです。
今回は、ミュンヘン出身のウリー・ヴィッテマンという方が講師として来られており、参加者も28名とかなり大人数だったようです。(場所が東大の医学図書館だったので、ミーハー心で赤門を激写!)

  

コンタクトインプロは、簡単にいうと「振付のない即興ダンス」とのことですが、感想としてはロルフィングのトレーニング中に行ったEmbodiment(自分の身体で経験したり、感覚を得るエクササイズのようなもの)と、とても似ていました。
流れとしては、まず冒頭は自分の身体を中心としたエクササイズから始まります。

・自分の身体に感覚を研ぎ澄ますこと
・理性や思考は取っ払って、本能のままに身体を動かすこと(通常ならできないようなクレイジーなことでもこの場ではOK)
・その後、自分の身体の感覚に耳を傾け、どう感じているか?を感じとる

このあたりはロルフィングトレーニング中のエクササイズに非常に近いものがありました。自分の身体の感覚を感じ取る時間って、意識的に取ろうとしないとなかなか取れないんですよね。
トレーニングを受けていた当初は、何のためにこんなことするんだろうと思っていましたが、まず自分の身体、そして身体の感覚に意識を傾けることで、自分の今の状態を自覚する。これが、実は自分以外の身体に触れたときの感覚にとても影響することを実感しました。
この「自分自身と、身体の今の状態」というのは、もちろん毎日、そして毎回変わります。だからこそ、日常で自分に向き合う時間がとても大切。
ちゃんと学んだはずなのに、最近はちょっと多忙を言い訳に、あまり自分のことを考えていなかったなと反省しました。
そして、今度は相手の空気、感覚、動作を感じ取って、身体のコンタクトを保ったまま自由に身体を動かしていきます。このときに大事なのは、

・周りにとってのいい人になろうとせず、自分の身体、感覚に正直であること(触れられたくない、そっちには行きたくない、というときは我慢したりせずNoの意思表示をすること)
・当然、相手にも、Noと言えるスペースを与えること

これも、とてもロルフィングで学んだコンセプトに近かったです。正直に言って、初対面の人とここまで密接な距離で動き続けることに最初は若干の抵抗感がありましたが、最初のちょっとクレイジーに身体を動かすエクササイズや、前のロルフィングトレーニングでの経験のおかげか、途中からあまり気にならなくなっていました。
感覚のままに身体を動かす、といったことも、慣れてくるととても爽快な気分で、気がついたら恐ろしいくらい汗びっしょりになっていました(笑)。

久しぶりに自分の身体の感覚をじっくりと感じ取り、こういった時間の大切さ、そして意識や思考を手放して感覚のままに動いたときの、人間の身体の可能性を改めて実感した1日となりました。
身体感覚が重要なロルファーという仕事をしておきながら、私は割と日常に忙殺されて自分のことを疎かにしがちだったりします。^^;
なので、今後もちゃんと日常的に自分の身体と向き合う時間を作ること、そして。定期的にこういう機会には参加して、身体感覚を養うことを忘れずにいようと思います。

意識や思考を手放して身体を動かすと、なぜか思考も整理されてスッキリするんですよね。コンタクトインプロ、身体を動かす機会が多い人、少ない人に関わらず、一度経験してみると新しい感覚が得られて刺激になるので、とてもオススメです。^^

 

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